秋風が紅葉に色づく木の葉をそよがせ、秋も深まる頃となりました。
錦秋に日本が染まる”紅葉狩り”シーズンの到来!この時期1年に1度きりの鮮やかな美しさは、見逃したくないものです。
日本人にとっては風物詩のような紅葉ですが、世界でも見ることができるのは北半球の温帯地域のみのようで 色付く落葉樹が多く存在している地域は日本など東アジアの沿岸部やヨーロッパ・北アメリカの一部に限られることもあり、世界的に紅葉を見られる国は貴重なのです。
その中でも日本の紅葉は色彩豊かで、外国の方々からも高い評価を受け”世界一美しい”と言われております。
そこで今回は、京都や箱根など有名紅葉地まで足を運ばずとも、気軽に訪れることができる都内のおすすめ紅葉スポットをご紹介させて頂きます✍
まず、インスタイルスクエア周辺にある有名スポットは見逃せません!
【皇居東御苑】 東京のまん真ん中を感じる名所
皇居の東側に付属し、旧江戸城中核の跡地に作られた広さ約21ヘクタールの庭園。
二の丸雑木林は、「失われていく雑木林を、皇居内に再現し残していこう」と、昭和天皇のご発意で造成されたもので、実際の雑木林から採取して移植する「表土移植工法」がとられており、まるで都会にいることを忘れてしまいそうなほど美しく鮮やかな色を魅せてくれます。

※2017年の皇居乾通りの一般公開は樹木の植替え作業により残念ながら実施されないようですのでご注意下さい。
●コナラ、クヌギ、ハゼノキ、ムラサキシキブなど (見頃:11月中旬〜12月)
住所:千代田区千代田1-1
アクセス:大手町駅C13出口より大手門まで徒歩3分
営業時間:
3月 1日〜4月14日/9:00〜16:30(入園は16:00まで)
4月15日〜8月末日/9:00〜17:00(入園は16:30まで)
9月1日〜10月末日/9:00〜16:30(入園は16:00まで)
11月1日〜2月末日/9:00〜16:00(入園は15:30まで)
※非公開日: (1)月曜日・金曜日 (天皇誕生日以外の「国民の祝日等の休日」は公開)
月曜日が休日で公開する場合、火曜日を休園
(2)12月28日から翌年1月3日まで
(3)行事の実施,その他やむを得ない理由のため支障のある日
TEL:03-3213−1111 (宮内庁・代表)
料金:無料
http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html
皇居外周には千鳥ヶ淵や大手壕緑地、自由にピクニックのできる北の丸公園があることでも有名です。
皇居の紅葉を楽しんだ後は、国会議事堂や東京国立近代美術館、科学技術館などの周辺の観光スポットへ足を伸ばし、移りゆく季節を感じ芸術・美術に触れてみるのも素敵ですね♪
更にインスタイルスクエアのある千代田区内、おすすめスポットはこちらです。
【日比谷公園】 ビジネス街のオアシス
「公園の父」と言われる本多静六を中心に、日本初の西洋式公園として設計された歴史ある公園です。
都心の紅葉スポットとして知られ、鶴の噴水池の周りに植えられたモミジやイチョウが見事に色づきます。
紅葉した木々が池に映る様子は写真映えばっちりですので、ベストショットを狙ってシャッターを切るのでもいいですね。

ライトアップ:大噴水
※28分周期で24景が楽しめます。(〜21:00)
●イチョウ、モミジ、ケヤキ (見頃:11月下旬〜12月上旬)
住所:東京都千代田区日比谷公園1-6
アクセス:東京メトロ霞ヶ関駅、日比谷駅より徒歩2分、JR有楽町駅から徒歩8分
営業時間:散策自由
TEL:03-3501-6428 (日比谷公園サービスセンター)
料金:無料
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/about037.html
有楽町・銀座に近いので散策後に銀座でお買い物や食事というコースも・・・☺
また、丸の内イルミネーションが始まっていますのでそちらも併せて見るのも良いかもしれません♪

*丸の内イルミネーション
期間:2017年11月9日〜2018年2月18日 17:30〜23:00(12月中は17:00〜24:00)
歴史と文化に触れ、紅葉のみならず四季折々の表情をも愉しめる文化財庭園もおすすめです!
風情溢れる自然と歴史に触れ、紅葉をゆったり堪能されたい方におすすめなスポットがコチラ。
【六義園】(リクギエン) 赤く染まったモミジがライトアップ
江戸時代に7年かけて造られ、国の特別名勝に指定された「回遊式築山泉水」の大名庭園。
園内は明るく広々とした印象で、春は桜が美しいことでも有名です。
日が沈むと夜空のもと水面に紅葉と庭園の幻想的な景色が映し出し出されるということもあり、ライトアップを楽しみにしている方も多いようです。

◆イベント情報: 都立9庭園「いい庭(1128)の日は庭園へ行こう!」
>> 11月28日は「いい庭の日」ということで、9庭園合計で先着1万名様に都立庭園オリジナルシールのプレゼント! <<
庭園の存在をはじめ、その価値や魅力を多くの方に伝えたいという思いから実施されるそうです。
記念にもなるシールが頂けるこの機会に足を運んでみるのも良いかもしれませんね♪
※文化財指定の都立9庭園(* 1)は、江戸期から残る大名庭園や明治期以降の新たな様式の庭園等、歴史的にも文化的にも特色を持っていることから、きわめて高い価値を有しています。
(* 1)
浜離宮恩賜庭園(中央区):特別名勝・特別史跡
旧芝離宮恩賜庭園(港区) :名勝
小石川後楽園(文京区):特別史跡・特別名勝
六義園(文京区):特別名勝
旧岩崎邸庭園(台東区):重要文化財
向島百花園(墨田区):名勝・史跡
清澄庭園(江東区):都指定名勝
旧古河庭園(北区):名勝
殿ヶ谷戸庭園(国分寺市):名勝
http://www.tokyo-park.or.jp/event/2017/10/1128-20171019.html
●モミジ、サザンカ、ツワブキ、オトメツバキなど (見頃:11月下旬〜12月上旬)
住所:東京都文京区本駒込6-16-3
アクセス:JR山手線・東京メトロ南北線 駒込駅下車 徒歩7分
都営三田線 千石駅下車 徒歩10分
※10月、11月の土曜・日曜・祝日と「紅葉と大名庭園のライトアップ」期間中は駒込駅より徒歩2分の染井門が開門。
営業時間:9:00〜17:00(入園は16:30まで)
※年末年始休業(12月29日〜翌年1月1日)
11月18日(土)〜12月6日(日)まで「紅葉と大名庭園のライトアップ」開催期間中につき、9:00〜21:00(最終入園は20:30)
TEL:03-3941-2222 (六義園サービスセンター)
料金:一般 300円 65歳以上 150円
※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031.html
最後に、紅葉狩りをより楽しめるうんちくを3つご紹介させて頂きます。
疑問解消だけでなく会話のネタにもなりますので是非ご参考ください☆ミ
✎” 紅葉狩り”の豆知識 。。
Question.1> 何かを収穫する訳でもないのに、なぜ『紅葉狩り』というの?
Answer *
紅葉狩りの「狩り」は、獣を捕まえる意味で使われていましたが野鳥や小動物を捕まえる意味に広がり、さらに果物などを採る意味にも使われるようになりました。
果物を採る意味では、現在でも「いちご狩り」や「ぶどう狩り」などに使われ、やがて「狩り」は草花を眺めたりする意味にも使われるようになり「紅葉狩り」と言うようになりました。
Question.2> 『モミジ』と『カエデ』の違いは?
Answer *
植物分類上ではカエデとモミジは区別はしません。
植物学的にはモミジもカエデも「カエデ」と言い、どちらも分類上カエデ科のカエデ属の植物です。
カエデの仲間の特に形や色がきれいなもの(切れ込みが深く、赤く色付く)をモミジと区別して呼んでいます。
Question.3> 日本の紅葉が”世界一美しい”といわれるのはなぜ?
Answer *
紅葉がみられる落葉樹の種類が豊富であるというのが理由であるようです。
実はメープルで有名なカナダで13種類、欧州でも13種類に対して日本は26種類と世界で最も多く、日本特有の気候により他の国では絶対に見ることのできない美しい「色」を見ることができます。
晩秋のみ楽しむことのできる貴重な紅葉狩り。昼と夜のライトアップでまた違った顔をみせてくれるのも素敵ですね。
美しい庭園や町並みを紅葉が彩るこの季節に、素敵な秋のひとときを過ごされてみてはいかがでしょうか♪
次回フロントブログは、2017年12月11日(月)アップ予定です。
お楽しみに!
インスタイルスクエア コンシェルジュフロント
担当 : 堀谷
◆IN STYLE SQUARE 公式サイト
URL:http://www.instylesquare.com/